当院では、五大力菩薩の御開帳法要を毎年二月二十三日に勤めます。
当日は「家内安全」「盗難除け」「交通安全」の御札、御守が授与されます。
五大力菩薩とは、金剛吼菩薩、無畏十力吼菩薩、龍王吼菩薩、無量力吼菩薩、雷電吼菩薩という5人の菩薩様のことを言います。
これらの仏様は、『法華経』『金光明最勝王経』と共に護国三部経といわれる『仁王般若波羅蜜経』に表されます。
古くは宮中において「仁王会」として新年に国土安穏を祈る行事として修法されていました。
皇室と関係のある寺院が多い京都では、そういった寺院や民衆にもその信仰が広がります。
国の行く末を憂いた坂本龍馬の愛刀にも「五大力菩薩」と彫られた一振りがあることからも、国家を守る仏様として広く認知されていた事がうかがえます。
国を守ると言われる五大力菩薩ですが、いつからか家を守る仏として信仰を集め、親しみを込めて「五大力さん」と呼ばれる様になります。
当日は午前七時より開白法要が行われます。
粕汁の無料接待は午前九時半頃より、無くなり次第終了。
午前十時半より、本堂にて大般若転読法要が行われます。
この法要では聖護院の管長猊下を導師にお招きし、一山僧侶、山伏衆が式衆として六百巻ある大般若経を転読します。
大般若経は、三蔵法師玄奘(602~664)が、多くの僧侶とともに晩年に4年の歳月を費やし翻訳した最も大きな経典で、文字数は約500万字にとなります。
この長大な経典に独特の作法や迫力ある文言、動作が加わるといかにも祈祷法要らしい動きを示します。
お経には「持つ功徳・受持」「唱える功徳・読誦」「書き写す功徳・書写」「説く功徳・解説」というの四つの功徳が有り、大般若経六百巻を唱えるその功徳によって、世界平和や参詣者の所願成就を願います。
午後一時より、本堂にて柱源護摩供養が行われます。
柱源護摩供養は役門正統として聖護院にのみ受け継がれており、自身の三毒、穢れをその炎で焼き尽くし、人間本来の清浄さに還り立つことを目的とします。
それと同時に炎へ護摩木を投じ焚き上げる事で、そこに記された願いを神仏のもとへ届けます。
積善院では当院までお越しいただけない方のためオンラインでも御札・御守等の授与品を御申込いただけます。
正月元日 |
修正会 |
参拝不可 |
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節分会 |
参拝自由
午前9時~ |
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参拝自由
午前7時~ |
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参拝自由
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参拝自由
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参拝自由
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参拝自由
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